夜の海をゆくあなたへ

大丈夫だよ。

ここは、小さな灯台です。
進めない夜も、灯りはここにあります。

夜から、朝へ

灯台守について

灯台は、船を追いかけません。
舵を握って夜の海をゆくのは、あなたです。
ぼくはただ、同じ場所に立って、
届くところまで光を投げます。

猫のひろし、といいます。昼は警備員として働き、夜はここで文章を書いています。

ぼくは若いころ、統合失調症と診断されました。回復するまでに、30年かかりました。隠すことではなく、これがぼくの人生です。

夜の海がどれくらい暗いか、少しだけ知っています。だから言える「大丈夫」が、あると思っています。

灯りのはじまり

高校生のころ、学校のカウンセラー室に、いつも玉露を淹れてくれる先生がいました。湯が冷めるのを待って、それから注ぐお茶です。

未熟な話を、先生はただ笑って聞いてくれました。否定の言葉を、一度も聞いたことがありません。

先生はもういません。つらい夜、灯りはなかなか見えませんでした。それでも先生の笑顔を探しながら、30年歩いてきました。

受け取った灯りを、今度は次の誰かへ送ります。恩返しではなく、恩送りです。

ここにある灯り

灯りはこちら

夜は、明けます。

noteに、少しずつ文章を灯していきます。
最初の一本は、あの先生の思い出から。

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あなたの航海の、目印のひとつになれたら。